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Assessment for Quality of Life of adult rural Lao residents using WHOQOL-BREF

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Abstract

WHO が作成し、世界の40 カ国以上で翻訳され、広く使用されているWHOQOL- BREF(26 項目版)のうち、タイ語版を参考にして、WHOQOL-BREF のラオス語版を作成した。この質問表を用いて、2005 年9 月にラオス国、サバナケット県、ラハナム地域の5 村落に在住する成人を対象として、健康診断受診者の中から226 名(男性98 名、女性126 名;平均年齢28.0 歳(15 歳~ 47 歳))をランダムに抽出し、WHOQOL-BREF ラオス語版を用いて、面接聞き取り法によるQOL(Quality of Life) 調査を実施した。同時に、QOL に関連すると思われる、喫煙、飲酒などの生活習慣、現病歴、保健行動、精神活動などについて聞き取り、QOL との関連性について検討した。その結果、QOL の上昇に関連する要因として、高学歴であること、経済力が豊かであること、病気や体の具合がよいこと、幸せと感じていること、お寺参りを頻回にしていることなどが明らかとなった。さらに、以前に我々が、WHOQOL-BREF 日本語版を用いて、日本人に実施した結果と比較したところ、本研究の対象者は、日本人とほぼ同程度の身体的、環境的QOL と、より高い心理的、社会的、包括的QOL を持つことが推測された。今回の検討によって、QOL とその関連する要因間にいくつかの整合性を認め、また解釈可能な結果が得られたことより、ラオス語版QOL のある程度の妥当性が得られたと考えられる。しかしながら、さらに適切なQOL の調査項目の設定のためには、個別なインタビューなどを実施して詳細な情報を収集する必要があると考えられた。