科学研究費補助金研究成果報告書 ; 研究種目: 基盤研究(C) ; 研究期間: 2012～2014 ; 課題番号: 24621003 ; 研究代表者: 山田 尚登（滋賀医科大学・医学部・教授） ; 唾液中細胞を用いてクロノタイプを同定し質問紙によるクロノタイプと生物学的クロノタイプを比較検討し、臨床応用可能な生物学的時計マーカーを作成すること、およびクロノタイプと気分障害の関連性を明らかにすることを研究目的とした。 唾液は、2時間ごとに2ｍｌを朝6時から夕方8時まで回収した。口腔内細胞から得られた時間遺伝子Per3、Nr1d1、Nr1D2の全RNAよりcDNAを作成し、リアルタイムPCRにてRNA量を計測し、各時間遺伝子のRNA量からサーカディアンリズムの指標（頂点位相、メサ－、振幅）を安定して同定する測定法を確立しようと試みた。 ; The purpose of the study is to confirm the method for identifying a chrono-type type using saliva from the subjects, and to examine the validity of the method by comparing the data obtained from questionnaire. The saliva of the subjects was collected every 2 hours from 6 to 20 o'clock. After creating the cDNA from the RNA extracted from the saliva, each amount of Per3, Nr1d1, Nr1D2 was measured by the real-time PCR. Then, the index of the circadian rhythm (the acrophase, the mesa - the amplitude) was identified using the data.