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熱から電気エネルギーを取り出す高温化学電池の作製を試みた。化学反応としてCu+/Cu2+の酸化還元反応を選択し高温銅イオン伝導体CuZr2(PO4)3を作製したところ、500℃から酸化還元反応を確認した。これをn-Si上に担持したβ-FeSi2と接合した結果、600℃で開放電圧0.65 V、短絡電流1.2 μAを得た。電池特性測定前後の正極側のXPS測定でCu+の増加がみられたため、この電池特性はCuの酸化還元反応により得られ、またこの反応にβ-FeSi2で生成した正孔の関与が示唆された。