電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会(PRMU), 6月10-11日, 2013年, NTT武蔵野研究開発センタ プレゼンテーションホール, 東京 ; 近年,医療現場では医師の診断をサポートするコンピュータ支援診断(CAD)の開発が注目されている.その一つとして同一被験者の過去に撮影した画像と新しく撮影した画像間の差分演算を行い,それにより新しく発症した病変部や既存陰影を強調表示する経時的差分像を医師に提示することにより,画像診断の効率化を図る試みがなされている.本論文では、胸部CT画像を対象とした経時的差分像技術の非剛体レジストレーション手法により得られる経時的差分像における結節状候補陰影の検出を行うCADシステムを提案する.提案するCADシステムでは,ANN識別器による最終的な結節状陰影候補領域の検出を行い,3D表示するためのソフトウェアの開発を行った.