【目的】スリランカとの遠隔教育において, 体位変換の看護技術に対する学生による授業評価の内容を考察し, 授業における問題点や課題を明らかにする. 【方法】Skypeを用いてA 大学と接続し, 体位変換の授業を3回で1シリーズとして実施した. 授業終了後, 学生が授業評価および技術評価を行った. 【結果】授業評価(5段階評定) では, あなたが今まで経験した他の国際遠隔授業と比べて,日本からの画像や音声は全体的には同じようなクオリティであった.」, 講師の言語や音声は,聞きとりやすかった.」以外は,全体の平均が4以上の高い評点であった.また,画像の鮮明さは,各授業で差があった.技術評価(3段階評価)では,すべての手順において2以上であった. 【結語】途上国との遠隔授業では, インターネット通信の状態が不安定で,安定した映像や音声の提供が難しいが,Skypeでも学生が授業に対しての興味や満足感を得られることがわかった.